内側と共にいて、少し距離を置いて外側を感じる

脚を嫌という程蚊に刺されてから数日後、普段の痒みは少し治まってきたものの、お風呂に入ると全身の血行が良くなり、蚊に刺されまくった脚が痒くなります。

思いっきりかきむしりたい衝動に駆られつつも、強く呼吸してそれに集中し、自分の呼吸と共にいます。その状態で、皮膚がかゆい、という現状を、少し距離を置いて感じてみました。まるで、自分の中心と、自分の皮膚との間に少し隙間があって、皮膚のかゆみを眺めている感じ。


良くヨガや瞑想で言われている、「思考は自分ではない」、「肉体と自分を同一視しない」、「まるで思考を眺めるように」などと言うその感覚は、こういうことなのかな、と、そう思いながら、強く、呼吸に意識をつなげていました。
まだ私は経験が浅いので、それも長くは続かず、やはり脚を掻いてしまい、痒みに巻き込まれていきましたが…(^◇^;)。

でも、「外の状況に巻き込まれずに、自分の中心から見守る」ということの感じは、ほんの少しつかめたかもしれない、と思います。

 

先日書いた、「不快な経験に、プラスの意味を見出したくなる」私としては、
この蚊に刺されまくった一件は、

「ただ、見守る」という感覚を少しでも体験できる良い機会を与えてくれたのだ、

と、思うのです。