「二人の石切職人」

ある本を読んでいると、その中に、こんな寓話が載っていた。

 

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ある町で、新しい教会が建設されていました。

その建設現場で働く石切職人に、
旅人が「あなたは何をしているのですか?」と聞くと、

石切職人の一人は、
不愉快そうな表情で、ぶっきらぼうに
「この いまいましい石を切るために 悪戦苦闘しているんだ」
と答えました。

別の石切職人は、
表情を輝かせ、生き生きした声で
「今 私は、多くの人々の心の安らぎの場となる素晴らしい教会を造っているのです」
と答えました。
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同じことをしていても
「何を見つめてそれをしているのか」
によって、その意味は天と地ほどの差になる。

 

私は今のこの、満ち足りた幸せな日々を、
心に空洞を抱えながら生きている気がしていた。
その心の空洞は、
私自身が「何を見つめて生きるか」を決めることで埋まるのかもしれない。

 

あなたは、何を見つめながら1日1日を過ごしていますか?