正しいこと?!

私は、「正しいこと」、「役に立つこと」を書かなくちゃ、

と、思いすぎていたかもしれません。

 

「これは誰かの役に立つかもしれない」

そう思って、参考になると思われることを書いていたつもりだったけど、

書いている自分自身が、いつもいつも情熱的に書きたくて書いていた感じではなかった気がしてきました。もちろん、「これは書きたい!」と思って書いていた時もあるのだけれど。やはりどこかに「誰かの役に立つ内容って、どんなことだろう」という思いがあったことは否めません。

 

誰かの役に立ったり、誰かを勇気づけたりすることができたら、それはとっても嬉しいけれど、それを目指して書こうとすると、私の内の奥深くから出てくる言葉ではなく、表面的な言葉になるのかもしれません。

 

と、その考えが「正しいかどうか」は分からないけれど、「書きたいから書く」という姿勢から生まれるものを、私も見てみたい。

そんなことを感じたので、これからは、今までとはちょっとスタンスを変えて書いてみようと思います。

 

 

「正しいかどうか」

 

これは、「書く内容」に限らず、私が人生で引っかかっているポイントのような気がします。

 

そもそも人間が生きるということはどういうことなのか、

どのような心持ちで生きるのが「正しい」のか、

私は何をしたくて地球に生まれてきたのか、

果たして私の今の生き方は、当初の目的に「合っている」のか。

(「当初の目的」があったのかどうかも分からないままに)

 

ずいぶん長い間、そんなことを考えながら生きてきている気がします。

 

でもそんなもの、そもそもないとしたら?!

 

ないものを追いかけて、ないものを探して、ないんだから見つかるはずもなく、それじゃあ私は、ないものを探して彷徨うという、とてつもなく無駄な時間を過ごしてきたのか?!

 

と、ちょっと思い始めたんです。

 

ああ絶望です!

 

あまり年齢なんて気にしたことがなかった私が、年齢を少し意識するようになったりして、余計に絶望感は増すばかりです。

だって、普通の人が生きる中で身につけて積み上げてきた「社会性」というものを、私はほとんど身につけて来なかった。興味がなかったから。

 

私の興味はひとえに、

 

「私は一体、どういう人生を生きたいのか。どういう心持ちで人生を生きればいいのか。生きるってそもそもなんなのか」

 

ということ。

 

「社会の中で生きる」というより、「一人の人間が生きるということ」に興味があった。「社会」には興味がなかった。

でも!!!

「一人の人間が生きて」いるのは「社会」の中なわけで。社会に目を向けずに分かるはずもないことだったのかもしれません。

 

ああ!!!

書いていて、余計に絶望感に襲われます。

だって、「生きて」みなくちゃ、「生きる」ことは分からないじゃないですか!

 

…だけど。

 

少なくとも私は今、「生きて」いますよね。

「自信にあふれて、私はこのために生きているんだ!と目をキラキラさせて生きているかどうか」は別として。

死んでいないということは、生きている、ということです。

 

少なくとも、「生きる」という経験はできているわけです。

しかも、「社会性がない」と自分のことを卑下する思いが湧く時点で、「社会を意識して生きている」ということですから、やっぱり社会の中で生きているんです。

 

そうか。

頭の中で漠然と、

「私は社会性を身につけてこなかった。人生無駄に過ごしてきた。私は誰の役にも立っていない。」

なんて思っては絶望していたけれど、

とりあえず、「生きて」きたんだ。

この長い年月。

 

そして、「生きている」ということは、意識的に関わるかどうかによらず、山奥で一人で仙人のように生きているのでない限りは、有無を言わせず「社会の中で」生きてきているわけで。

 

私もちゃんと(?)、「社会の中で生きて」きているんですよね。

 

そっか♪

「生きて」いるんだから、まあいっかヽ(^o^)

 

ひょっとして、私が「まあいっか」って言いながら生きてること自体が、誰かを勇気づけることになるかもしれない(^^)☆

 

だとしたら、「まあいっか」と、私が明るく生きていれば、それだけで誰かの力になるかもしれないわけで。

 

中村天風さんのように立派な人になれたらいいな、という思いはそのままに、

そうじゃなくてもまあいっか♪と、明るく生きていこう!

と、改めて思えたのでした♪( ´▽)

 

有意義な日々を送られている皆様はもちろん、

「私の人生はこのためにある!」という情熱を持つ機会にまだ出会わずに悶々と日々を過ごされている、私のような皆様も、

とりあえず今日一日、明るく過ごしていきましょう〜(*^^*)